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​音楽
1995年から2009年までの間に作った楽曲は「loveEOSB700」の名義で発表しています。
2015年以降に作った楽曲は、RALY&SMALL FISH(RALY and SMALL FISH)の名義です。
ここで言う「作った」は、編曲、もしくは作曲編曲です。例えば2000年頃に作曲した「雪の迷路」は、2017年に編曲して楽曲として完成させたので、RALY&SMALL FISH名義です。
アルバム
​シングル
私の音楽歴 ―キーボードとともに―
はじめてキーボードを始めたのは20歳です。1995年のとき、YAMAHAのEOSB700を買いました。
音楽教育を受けたことは一度もないですが、私の家ではよくラジオがかかっていて、
ラジオから流れる音楽に囲まれて育ちました。
また姉がエレクトーンを習っていて、家にその楽器があったので、私は適当に弾くことがありました。
それで音感が身に着きました。
EOSB700を買ったのは、尊敬する音楽家の小室哲哉氏がこれをプロデュースしていたからです。
TM NETWORKは中学生のときから今も好きです。


EOSB700は初心者用とはいえ、シンセやシーケンサーが初めての私には難しかったです。

試行錯誤で操作を理解し、作曲・編曲していきました。

ちなみにEOSB700を買って二か月後に最新機種EOSB900が出て、泣きそうになりました。

しかし今思えばサンプリングボイスの充実度などから見てB700で良かったです。

ボイスカードが五種類出ていて、そのうち最後の二枚を買いました。

確か一枚1万円と高かったですが、新しい音色とリズムパターンが入手できるので価値は十分にありました。

一枚に五曲ほどシーケンサーのデータが入っていて、それを見て打ち込みを勉強した記憶があります。
 

二台目のキーボードはやはりYAMAHAのCS1Xを買いました。
ノブが付いていて、リアルタイムで音色を変化でき、アルペジオも即興演奏できました。
大学の後輩からシーケンサーQY20を買い、CS1Xと繋げて作曲しました。
左手でコードを押すとQY20がバッキングを演奏してくれるので、右手でメロディーを作っていくのです。

録音機器ではMD4(当時8万円)を買い、デジタル録音しました。

いまではデジタル録音など当たり前ですが、当時はテープが主流で、MDの登場は画期的でした。

EOSB700では50曲ほど作ったと思います。

≪アルバム「EOSB700 LOVE1」「EOSB700 LOVE2」「EOSB700 LOVE3」収録≫。

いちばんの出来は「GARGOYLE」です。

これは1998年、YAMAHA EOSサウンドコンテスト、北海道大会で最終選考に選ばれました。
 

次に買ったのはEX7のシルバーです。
25万円、高価です。最高クラスのシンセだったので期待も大きかったのですが、音色がだめでした。
音をヴォイスモードで弾くと、エフェクターがかかって素晴らしい音色なのですが、
いざシーケンサーで使おうとすると、エフェクターが使えずインパクトに欠けるのです。
シーケンサーには16パートあって、そのうちの3つしかエフェクターが使えないという制限がありました。
多重録音という方法もありますが、私は嫌いでした。
すべてを一度に完成させたい主義でした。
そのためEX7で楽曲は5曲くらいしか作らず、制限と無関係なピアノ曲を20曲ほど作りました。
またピアノ曲は ≪「Synthesizer Piano」≫に収録しています。
次に買ったのがKORGのTRITON Leです。
シーケンサー付きで10万円と低価格でした。使ってみて思ったのは、シーケンサーが使いにくいということ。
逆にYAMAHAが使いやすすぎるのでしょうか。
またTRITON Leは鍵盤のタッチもよくなかったです。
例によってシーケンサーのエフェクター制限がありましたが12曲ほど作りました。
いまこのキーボードは職場に置いていて、暇なときに弾いています。

録音機器はKORGのD12を買いました。総額10万円くらいしましたが、CDを作れるというのは画期的でした。

EX7 とTRITON Leで製作の楽曲を収録したのが ≪アルバム「TritoneX」≫です。

 

このあと中国に渡ります。
ここでもキーボードを買いましたが、シンセやシーケンサーなどが付いたキーボードなどあるはずもありません。
私はYAMAHAのEOSB900EXを日本から取り寄せようと考えました。
なぜB900EXかというと、やはりB700時代からB900EXに憧れがあったのです。
後悔かもしれません。
「二か月待てばB900が買えたのに」という後悔(B900とB900EXは機能的に同じ)で、2004年に買いました。
中古価格は5万円、輸送費が5万円。高かったですが、後悔はありません。

その後、2013年に中国を離れるまで、ずっと愛用することになります。

どうでもいいことですが、中国の真昼の公園でEOSでGET WILDを生演奏したのは私だけでしょう。

このキーボードがあったおかげで作曲もできたし、演奏技術も少し伸びました。

≪アルバム「EOSB900EX LOVE1」収録≫

さて帰国して二年後の2015年、MOXF6を買いました。
それまではTRITON Leで作曲をしていたのですが編曲となると不便です。
やる気も起きません。MOXF6のことは前から知っていました。
YAMAHAはEXシリーズを出し、そのあとMOTIFシリーズを出しました。
MOTIFは年々進化し、最後(最先端)の機種がXFだと思いますが、その機能を引き継いだのがMOXFなのです。
ただ具体的な機能は使わないと実感できません。
僕はこれを使ってみて、従来のシーケンサーの概念が飛びました。
リズムやフレーズがアルペジオで作れるのです。サンプリングはできませんが、気にしません。
とにかく素晴らしいシンセで、私はYAMAHAにファンレターを書こうと思ったぐらいです。

MOXF6で作った楽曲をTASCAMの録音機器DP03SDで録ります。

このDP03SDはハードディスク録音で、ケーブルでパソコンと繋いでデータ移動します。

実はMOXF6を買った後、D12を使っていたのですが、出力端子が特殊で、パソコンとは接続できませんでした。

それでいまは、MOXF6とDP03SDが音楽環境です。

完成した楽曲のうち10曲をアルバム「RALY and SMALL FISH」に収録しています。

ちなみに私はパソコン上での音楽編集は一切しません。

2000年頃に一時期XG WORKSを使ったことがありましたが、肌に合いませんでした。

キーボードとそのディスプレイで作業するのが私は大好きなのです。

最後に一言言うと、YAMAHA製品最高です。

 

作曲・編曲が終わると、日本語と中国語で歌詞を書きます。

残念ながら決まったヴォーカルはいませんが、とりあえず歌入り三曲はできました。

そのうちの一つが「宇宙の果ての恋」で、私の中国人妻が歌っています。

歌詞の中に積極的に中国語を入れるというのが私のスタイルです。

「ひとときサボテン」は東大美人院生のすいかさんに歌ってもらいました。

「悪夢を越えて」は、ヴォーカル未決定です。インストでどうぞ。​


 

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